2013年の「半沢直樹」ブームを受けて

2014年4月期の各局のドラマは

池井戸潤ブームですね。


日本テレビ系、水曜夜10時

いわゆる水10のドラマは

杏さん主演で

「花咲舞が黙ってない」

が放送されます。


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これは

池井戸潤さんの

2004年に単行本で発行された

「不祥事」

が原作です。







主人公は

元テラー(窓口係)の花咲舞が

昔は凄腕融資マンだったが

いまでは出世コースを外れたぐうたら銀行マンの

相馬健(ドラマでは上川隆也)とコンビを組んで

問題のある支店に指導をする「臨店」という仕事を担当し

その先で起きる様々な事件を描いた作品です。

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原作の「不祥事」では

「激戦区」「三番窓口」「腐魚」「主任検査官」

「荒磯の子」「過払い」「彼岸花」「不祥事」

の8つの短編から成ります。


個々の話は、短編としても完結していますし

8つの話もそれぞれうまくつながっており

短編集としても

1つの話としても楽しめる佳作です。


まっすぐで、時に相手が上司や権力者でも

構わず正論を貫き通す花咲舞は、痛快の一言です。

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しかも、花咲舞は口先だけではなく

テラーとしても超優秀なので

銀行という世界の中で歪んでしまった上司たちの

醜い姿が際立ち、読むものは爽快になるのです。


花咲舞たちを疎ましく思っている

真藤企画部長の変化に注目して読んでみるのも

いいかもしれません。

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半沢直樹とはまた一味違った

上司と部下の対決構図が面白いです。


原作では、飲みに行くシーンが多く描かれていますが

今回の杏さんのドラマでは

大杉漣さんが、杏さん演じる花咲舞の父親で

居酒屋を経営している設定のようなので

その居酒屋に飲み屋のシーンが集約されるのでは?

と予想しています^^;




ドラマの第1回は4月16日(水)夜10時から

10分拡大版で放映されますが

原作では6番目の話である「過払い」が

第1話に来ています。

「過払い」も、いろいろなウラがあって

さすがは昔は金融ミステリー作家とも呼ばれていた

池井戸潤さんの話だけはあり、

第1回の見応えとしては十分だと思います。


半沢直樹をきっかけに池井戸ファンになった方も

それ以前からファンだよ!という方も

今期のドラマは見逃せない感じですね^^

楽しみです。